マレーシアの炭窯はドーム天井で煙突が3〜4本立っているものが多いんだ(写真1)。中国の影響だと言われてる。
【写真1】
炭材は主にマングローブという海水と真水が交じり合う場所に生える木(写真2,3)で,この木はとてもかたくて水に沈むくらい重いから,炭もかたくて重いのができるんだ。日本にもたくさん輸入されてバーベキュー用の炭として売られてるから,使ったことがある人もいるだろうね。
【写真2】
【写真3】
このマングローブを炭にするときは,皮をはがさなきゃいけない(写真4)。なぜかって言うと炭にした時に,皮と幹の間から火が出て火事になることが多いからなんだ。でもマングローブの皮はタンニンっていう染料の原料をたくさん含んでいるから,利用することもあるんだよ。
【写真4】
マレーシアにはこの皮はぎ専門の職人もいるくらいだ。そしてできあがったのが写真6.。どうだい,いかにもかたそうだろう?でもこの炭は塩素を多く含んでるから,バーベキュー専門に使った方がいいよ。マングローブはどんどん伐採されて世界中で問題になってるけど,マレーシア政府は炭をやくマングローブの量を毎年決めて,年一回,窯ごとにどこのマングローブを炭にしていいか許可を出すんだ。そして伐採した後はかならず植林することを義務づけて,マングローブ林がなくならないように管理してるんだって。うまく行くといいね。
【写真5】
【写真6】